公益社団法人 日展

開催データ

第43回日展 (平成23年度) 大臣賞・日展会員賞受賞者

(平成23年10月28日発表)

大臣賞受賞者一覧

  部門 題名 作者名 受賞理由
文部科学大臣賞 日本画 流れ 山崎 啓次 渓流の白い動きと前景の大胆な樹の黒とのコントラストが実に明快に力強く表現された秀作です。
すがすがしい臨場感があり美しい。
洋画 2011年・光に向かって 金山 桂子 好きなガラス器の一群を描き、爽やかな詩情あふれる作品になっている。
瀬戸内海生まれの光りかがやくイメージの空間は、ていねいな描法と深い愛情による臨場感のある表現となった。
完成度の高い美しい秀作。
内閣総理大臣賞 彫刻 春雷 親松 英治 「思いきり躍動する馬の形態を、写実と抽象のはざまで表現したもの」との作者の弁。  作品は熱情と詩情に溢れた大作で、馬の細部表現を省略し、ダイナミックな動勢を空間に大らかに自然に構成し、その存在感は量感を伴って的確である。
作者の感性による独自な様式化は、永年に亘る作者の内実の輝きも加わり、生命感のある秀作である。
工芸美術 函・風光る 鈴木 雅也 日本の豊かな自然、山野を風が吹き抜ける情景をイメージして制作したと作者はいう。
漆の素材の特質を生かし、洗練された技法を駆使した表現は豊かな装飾効果を発揮している。
情感のある豊かな美質をもたらした作品である。
大道無門 関 正人 堂々とした文字の姿態、引き締まった厳しい線と緻密な構成、その余白に発生した深遠な響き、格調の高い正道を歩む作品に仕上がった。
爽やかな澄んだ空気が伝わってくる。

日展会員賞受賞者一覧

  部門 題名 作者名 受賞理由
日展会員賞 日本画 THE BRONX 中町 力
(本名: 士農 力)
どこにでもある街角の景観であるが、海外の旅先であった事が、特に作者の印象を引き付けたのでしょう。
虚飾の実に少ない仕事で、素直にじっくり取り組んだ作品として、好感をもった。
洋画 佳き日 小関 修一 ここ数年、立構図の人物でしたが、今回は安定した構図で色調も温かく、むずかしい紫と黄色もうまく融合させ、本人ならではのもので、会員賞としてふさわしい作品である。
彫刻 花茎 原田 裕明 静謐の中に凜とした佇まいを示した作品である。
コスチュームは流れるような量感表現でありながら、アクセントをつけて制作されている。更に、両手の空間構成も作品のもつ心象を補う働きをつくりだしており、特筆できる優作といえる。
工芸美術 祈・再興・3.11 相武 常雄 今年3月11日におきた東日本大震災、そして大津波・放射能の恐怖に対する人々の悲しみ、叫びを後世に伝え、また犠牲となられた多くの方々への祈りのモニュメントとして、鍛造技法を主として表現した秀作。
窮巷 山本 悠雲
(本名: 務睦)
東坡風の格調をそなえた、重厚で圧力のある作品である。しかも、余白の美しさが作品を一層深めている。
横額であるため、左右の張りをもたせつつ絶妙な流れを出して品位がある。
※大臣賞・日展会員賞の選考委員は、日展会長・顧問・理事
このページの上へ